内なる官僚主義





内なる官僚主義とは

現実の社会がどのように成り立っていて、
今後どうなっていくかを抽象し分析し、
そして、その結果として自分たちはどのように振舞うのが、
最も適切でふさわしいのかを導き出すのが、官僚であるのだが、
ところがその現実を抽象し分析する能力でしかない自分の能力を、
あたかも現実を管理しコントロールする能力であるかのように思い込み、
官僚として自分たちが現実の社会を支配しているかのように錯覚すること。
これは万人がすべからく陥る錯誤である。

それが転じて、わたしたちの肉体で起こっている事や、
肉体そのものを抽象し分析し、
その結果、知識として色々な事を知るのだが、
その知る能力でしかないものを、
あたかもその能力がわたしたちの肉体そのものを、
支配コントロールしているかのように思いこむこと。
特にこの小論においては、
文法や英語に関する知識が英会話能力を、
支配コントロールしているかのように思いこむこと。





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